プリクエルで使うオリジナル生地

Classic Striped Fabric

2024年の秋にブランドデビューするプリクエル。

初回のコレクションの海外展示会や商談は予想以上に好評でした。現在は生産に向けて、織屋さんや縫製工場さんと打ち合わせを進めています。サンプルに修正を加えながら、本生産に向けて準備中です。

下記の写真は現在制作中の2回目のコレクションのサンプル生地です。100年前の生地サンプル帳をもとにデザインしました。糸の性質、色の分析、生地の織り方、打ち込み本数など、細部にわたって丁寧に進めています。

オリジナル生地とシュミレーション画像

生地を織る前に何度もシミュレーションを繰り返します。タテ糸とヨコ糸の本数やムラ感、織り組織など、100年前のヴィンテージデータを元に制作しています。



糸の染め見本


シミュレーションが終わったら、次は糸の試し染めです。微妙な糸色の違いで生地の雰囲気が大きく変わるため、納得がいくまで何度も試し染めを行います。




染見本の拡大写真


試し染めの糸色を確認する際には、照明にも注意が必要です。午前中の自然光、午後の光、蛍光灯、白熱灯など、光の種類によって色の見え方が大きく変わります。色が決まったら、糸を染めて試し織りを始めます。


オリジナルで作ったプリクエルの生地

実際に織ってみると、平面の紙で見たときとはまた違った雰囲気になります。



古い見本との対比

クラシカルな雰囲気を残しつつデザインしたオリジナルのシャツ生地が、思い通りに出来上がってきました。これからシャツの細部のデザインを決めて、サンプル制作に入ります。

 

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