1920s vintage henley shirt
ウールで編まれた1920年代のアンダーウェアシャツ。当時は、化学繊維がまだ普及しておらず、ウールや綿などの天然素材が主流でした。ウールは吸湿性が高く、汗を吸収しても比較的乾いた感じが続きます。また、通気性が良く、湿気を外に逃がすため、快適に過ごせます。さらに、ウールは非常に耐久性があり、長持ちする素材です。品質の良い服を長く使うことが重視されていた時代に、ウールはその耐久性から多くの人に選ばれていました。
歴史的に、男性用の服は右前合わせが一般的でした。真偽は定かでないですが、右手で剣や武器を扱う際に、左手で服を開けやすくするためのデザインだったと言われています。
19世紀から20世紀にかけて、シェルボタンの生産が盛んになり、広く普及しました。アメリカやヨーロッパで大量に製造されるようになり、2つ穴のシェルボタンが標準的なデザインとして定着しました。
前立て裏は、別生地で補強されています。
100年近く前に作られた衣類のため、ダメージが目立ちます。
1920年代には、服は現在ほど安価で手に入るものではなく、特に質の良い素材や仕立ての良い服は高価でした。そのため、人々はこれらの服をできるだけ長く使おうとしました。手縫いや裁縫の技術が一般的で、家庭内で服を修理する人が多く、ほつれた部分を縫い直したり、ボタンを付け直したり、破れた部分を当て布で補強するなど、修理は日常的に行われていました。
背中の首元は、耐久性、形状保持、快適性、そしてデザイン面での利点を考慮して、二重になっています
拡大して見ると、目が詰まった高品質なウール生地であることがわかります。
この古着を元にオリジナルのスウェット生地で制作したアイテム
■Blog Prequel Sweatshirt Wear Changes
https://prequel.jp/blogs/prequel/prequel-sweatshirt-wear-changes
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