100年前のフランスの生地見本帳。
その中に、静かに目を引くデザインがありました。

一見すると、ただの生成りの無地。
けれど、よく見るとジャカードの織りがはっきりと浮かび上がってきます。
遠くからは無地に見え、
近づくと、ゆっくりと表情が現れる。

色ではなく、構造によって生まれる美しさ。
派手さはないのに、どこか惹きつけられる理由は、そこにあるのかもしれません。
当時、このような生地は
室内着やジレ、軽いジャケットなどに使われていたといわれています。
日常の中で自然に使われながらも、静かな品の良さを持った素材です。
こういう生地も、いいですよね。

プリクエルでは、こういった生地をベースに、
次の企画を考えています。
過去にあった構造を、そのまま再現するのではなく、
今の空気の中でどう見えるかを探りながら。
それは再現ではなく、ひとつの“翻訳”です。
完成はもう少し先になりますが、
楽しみにしていただけたら嬉しいです。








